その他

本記事では遺品整理しないとどうなるかを徹底解説!放置が過ぎると近隣トラブルや空き家特措法による罰則、税金リスクといったデメリットが増大していきます。遺品整理をスムーズに進めるための具体的な手順や、おすすめの業者もまとめました。自力での片付けに限界を感じたときにも参考にしてみてくださいね。

身内が亡くなった後、心身ともに慌ただしい日々が続くと、どうしても遺品整理は後回しになりがち。しかし「落ち着いてからでいいや」と放置してしまうのは非常に危険です!
経済的な損失だけでなく、法的なペナルティや親族間の大きなトラブルに発展してしまうかも。
遺品整理をしないとどうなるか、6つのリスクを紹介します。
故人の契約サービスに料金が発生し続ける
犯罪や火災の現場になることがある
ほか遺族とトラブルになる
相続税の支払いが滞る【期限あり】
未払金の支払いが滞る
持ち家は「特定空き家」に指定される可能性あり
亡くなった方が生前に利用していたサービスは、自動的に解約されるわけではありません。
遺品を整理して契約状況を把握しないままだと、誰も使っていないサービスに対して毎月料金が支払われ続けることになります。
<例>
家賃(賃貸の場合)
ガス、電気、水道などの料金(使用しなくても基本料金が発生)
スマートフォンの月額通信料
各種サブスクリプションサービス(動画配信、ニュースアプリなど)
クレジットカードの年会費 など...
自動引き落としになっている場合は、使用者が不在のサービスに支払い続けてしまう事態に。気づいたときには、かなりの金額を無駄にしてしまっていたというケースも少なくありません。
最近は明細書が家に届かないケースも。そんなときは遺品のスマートフォンやパソコンをチェックしてみましょう。
<ロック解除のメリット>
契約状況をチェックしやすい
メッセージからお葬式に招待すべき交友関係がわかる / 訃報のお知らせもしやすい
思い出の写真にもアクセスできる など
何度も間違えて入力したり、裏ワザ的な手法を使ったりするとさらにロックがかかることもあるので、無理に自力に開けないようにするのも大切。
パスワードがわからずお手上げ状態になってしまったら、デジタル遺品のロック解除を専門に行っているプロの業者への依頼を検討してみるのも1つです。
▶︎関連記事:デジタル遺品のパスワード解除方法4選!スマホを解除できないときの対処法や業者選びも必見
人の気配がない家は、さまざまな犯罪の温床になるリスクも!
空き巣のターゲットになりやすい
外国人や不良などの溜まり場になることも(火遊びやタバコで小火の原因に!)
犯罪の拠点として悪用される
またコンセントに埃が溜まって発火するトラッキング現象や、漏電など、管理不足が家を丸ごと燃やしてしまう原因に。近隣住民にまで被害が及べば、取り返しのつかない事態になりかねません。
遺品整理を先延ばしにしていると、ほかの遺族や親族との関係にヒビが入る原因になります。
親族間で話しあいがまとまらない
「誰が片付けを主導するのか」「費用は誰がもつのか」といったことは、揉める原因にもなりますが、避けているとかえって不信感が募ってしまうケースも。
遺産争いに発展
家のなかの形見や財産は勝手に処分したり放置したりすることで、親族関係を一瞬で壊してしまうほどの火種になることも。
「忙しい」「遠方だから...」という事情はさておき、手が貸せないならお金を出すといった現実的な協力の姿勢を示すのも1つですよ。
相続税の申告と納税には「被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10ヶ月以内」という厳しい期限が設けられています。
遺品整理が進まないと間にあわなかったり、申告漏れがあったりして、延滞税などのペナルティが課されてしまう可能性も。
財産の中には通帳や土地の権利書のほか、借金やマイナスの株券も含まれるため、不利にならないように早めに整理をするのがおすすめです。
遺品整理で故人の契約・支払い状況を確認できていないと、知らず知らずのうちに未払金が溜まっていくことになります。
溜まった負債は、遺産と一緒に相続人に請求!また、支払いから逃れようと相続放棄をする際も、先に処分したり手をつけたりすると相続放棄もできなくなってしまいます。
相続放棄するかどうかは3ヶ月以内に決断が必要なので、なおさら早めに遺産の棚卸しが必要です!
「持ち家で家賃がないから」と、放っておくのは御法度!放置し続けると特定空き家に指定され、空き家対策特別措置法(空き家対策特措法)によるペナルティを受けることになります。
<特定空き家に指定される主な基準>
倒壊・破損の危険が高い状態
衛生上、著しく問題がある状態(ゴミの放置、害虫の発生など)
著しく景観を損ねている状態
周囲の生活環境に悪影響を及ぼしている状態(通行の妨げ、不法侵入の温床など)
この勧告を受けると、減税措置の対象から外れ固定資産税が最大6倍まで跳ね上がったり、罰金が科されたりと、金銭負担が重くなるリスクが増えるため注意が必要です。
▶︎関連記事:空き家を放置するとどうなる?固定資産税6倍化や罰則などデメリットを解説

「遺品整理は早めにやるべき」とはわかっていても、精神的な整理がつかなかったり、遠方に住んでいて時間が取れなかったりと事情はそれぞれ。
ここでは、遺品整理に取り掛かる具体的な目安や優先順位、スケジュール感を見ていきましょう。
▶︎関連記事:遺品整理はいつから始める?ベストな時期の見極め方や注意点を解説
<やるべきことと期限目安>
各所へ死亡届の提出|7日以内
埋火葬許可証交付申請|7日以内
健康保険の手続き|国保は14日以内、企業経由で加入している健康保険は期限は企業によるがなるべく早めに
厚生年金の手続き|10日以内
国民年金の手続き|14日以内
公共料金、クレジットカード、携帯電話、各種サブスクの解約手続き|〜1ヶ月以内
各種サービスの解約手続きだけは、葬儀が終わったらすぐに動き出すのが理想的。
まずは定期的にお金がかかってしまうサービスを中心に、故人の手帳や引き落とし口座の通帳などを確認して、1〜2週間以内を目安に手続きを進めましょう。
1番時間がかかりがちな物の仕分けや処分といった「実家じまい」を始めるタイミングとしては、四十九日法要が1つの節目。
このタイミングは気持ちに区切りがつきやすいほか、法要のために普段は離れて暮らしている親族が一堂に会するため、話しあいが進めやすいのがメリット。
後から「勝手に処分された」というトラブルを防ぐ意味でもおすすめのタイミングです!
相続税の申告と納税の期限は「被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10ヶ月以内」と定められています(※)。財産の総額を確定させ、税務署に申告するまでには、想像以上に時間がかかるもの。
期限直前になってパニックにならないよう、このリミットから逆算し、スケジュールに余裕をもって片付けを進めていきましょう!
※“国税庁公式HP”参照

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自力で遺品整理を始める際も、基本の手順さえ押さえておけば作業をスムーズに進められますよ。
ここでは、大まかな流れを見ていきましょう。
必要なものをそろえ、スペースを確保
ゴミ袋やガムテープ、軍手など、物の移動や仕分けに役立つアイテムを作業前にそろえましょう。大型のごみが多い場合は、台車や工具類もあると便利。
また、仕分けしやすいようにスペースを開けるか、ダンボールを確保しましょう。
仕分けの基準を決める
仕分けの基本は「残すもの」「保留」「処分するもの」の3つに分けていくこと。基準を明確にしておくことで、作業中に手が止まってしまうのを防げます。
とくに以下の貴重品や重要書類は、今後の法的な手続きや相続に必要です。
・故人の遺言書やエンディングノート
・通帳
・印鑑
・保険証券、不動産の権利書 など
ほかの荷物に紛れてしまわないよう、安全な保管場所を確保しておきましょう!
思い入れがない場所から仕分け開始
実家なら自分の部屋や子ども部屋、客間など思い入れが比較的少ない、狭い場所から仕分けをスタートするのがおすすめ。
一箇所ずつ確実に終えていくと達成感を得られるほか、スペースもあいて整理がはかどります。
形見分けの相談
「残すもの」「保留」に仕分けたものを一挙に確認!アルバムや時計、貴金属、故人が大切にしていた趣味の品など、親族間で引き継ぎたい形見を仕分けましょう。
不用品の処分と清掃
最後に、不要なものの処分を行います。買取や自治体のルールに従ってのゴミ出し、粗大ゴミ回収依頼・処理施設への持ち込みなど、ものにあわせて計画的に進めましょう。
仕上げに部屋全体の掃除をして完了です!
大体の作業と家の規模や物の多さ、スケジュールによって大変さは変わるので、人手がどのくらい確保できるかがスピーディに進める鍵になります。
▶︎関連記事:自分で行う遺品整理の進め方!捨ててはいけないものまとめ【体験談あり】

遺品整理を計画的に進められれば作業の効率アップだけでなく、後々のトラブル回避にも役立ちますよ。
ここでは親族間で不要な揉め事を起こさず、穏やかに遺品整理を進めるために意識したい具体的なポイントを解説します。
作業を本格的にスタートする前に、最優先で行いたいのが故人の遺言書やエンディングノートの捜索です。
故人の希望や財産分与に関する意向が記されていることも多く、後から見つかると原則やり直しになってしまいます。
机の引き出し、金庫の中など、重要なものが保管されていそうな場所を念入りにチェックしてみましょう。
どれだけ親しい間柄であっても、独断で遺品整理をどんどん進めてしまうのは絶対にNG!
法律上、故人の遺品は相続人全員の共有財産。ほかの遺族に相談せず勝手に形見分けをしたり、ゴミとして処分したりすると、「大切な思い出の品を勝手に捨てられた」「財産を独り占めしようとしている」といった、今後の関係に波及するトラブルになりかねません。
必ず事前に連絡を取りあい、全員の合意や了解を得てから作業を開始するのが鉄則です。
遺品整理は、想像以上に体力と精神力を消耗する重労働です。無理のあるスケジュールでは途中で体力を使い果たしてしまったり、精神的な負担から体調を崩してしまったりすることも。
<こんな計画は無理になりがち>
「今週末だけで終わらせよう」といった根性のみの無茶なスケジュール
大型家具も多いにも関わらず、「絶対に自力でやる」と1人で意気込んで作業
片付ける家の広さや荷物の量、手伝ってくれる人数を冷静に考慮し、余裕をもったスケジュールを組むといいでしょう。
とくに遠方に住んでいる場合は、移動時間や滞在費用なども含めて、現実的な計画を立ててくださいね。
お金だけでなく、時間や精神的、肉体的負担も立派なコスト。厳しいときは、無理をせずプロの業者を頼るのが賢明でしょう。
<業者を頼るのがおすすめなケース>
高齢の親族しかいない
親族の協力が望めない
コレクション品が膨大で手がつけられない
遠方に住んでいて通うのが難しい
遺品整理を急ぐ必要がある(賃貸の退去日が迫っている、相続手続きを進める必要があるなど)
また、遺品整理に使える業者は多様。優先したいことや予算にあわせて、自分にあった業者を選ぶのを活用するのも大切です。
業者の種類 | メリット | デメリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|
遺品整理業者 | ・遺品の仕分けや捜索も一緒にしてくれる | ・費用がほかの業者に比べて高くつきやすい | ・遺品の量が多く、自分たちでは仕分けが追いつかない |
不用品回収業者 | ・とにかく処分スピードが早い | ・遺品を「ゴミ」として雑に扱われるリスクがある | ・賃貸物件の退去期限で急いでいる |
買取業者(出張買取) | ・まとめて処分・現金化できる | ・買取や回収、処分の対象外品は改めて処分する必要がある | ・まだ使えそうなものが多く残っている |
費用を抑えたいなら買取業者を上手に使うことで、処分費用を相殺できることも!出張買取なら、運び出しが難しいものも手伝ってもらえて一石二鳥ですよ。
迷いながらの作業は時間がかかるほか、焦って処分してしまうと取り返しもつきません。遺品となると、買い戻せても同じものとは思えないこともあるでしょう。
そんなときはその場で無理に答えを出そうとせず、とりあえず保留してとっておくのも1つ。
専用のダンボールやスペースを用意して一時的に保管し、数ヶ月から半年ほど経って、気持ちがより落ち着いたタイミングで改めて見直してみると、決断しやすくなっているものですよ。

遺品整理をせず放置すると、費用負担や親族間のトラブル以外にも、犯罪につながるリスクまで発生してしまうかも!まずは重要書類の確認や各種解約など、優先順位をつけつつ少しずつ進めていきましょう。
「なるべく費用を抑えたい」「重い荷物が多くて大変」という場合は、出張買取サービス『買いクル』の活用がおすすめ!現金化しながら体力的な負担も減らせますよ。
亡くなった人の服を処分するタイミングには、明確な決まりはありません。
ただ、故人の生前の姿を強く連想させるアイテムでもあるので、誰かと一緒に整理を進めたほうが精神的に楽になることも。
四十九日や一周忌などの法要のタイミングで、親族と話しながら仕分けるのも1つです。
故人の写真は処分しづらい遺品の1つですが、すべてを残そうとすると膨大な量になってしまうことも。
おすすめなのが、デジタルデータ化してコンパクトに保管する方法。いつでも見返せるほか、クラウド保存しておけば紛失の心配もなくなります。
また、デジタル化し終わった写真を処分するには主に以下の方法があります。
シュレッダーにかけて燃えるごみにする(個人情報保護のため)
お寺や神社で行われているお焚き上げを利用する
不用品回収業者にアルバムごとまとめて処分してもらう
結論、遺品は時期を見ながらでも必ず整理する必要があります!
故人との別れにまた向きあうようでつらいものですが、放置し続けると以下のようなリスクを引き起こす原因になってしまいます。
故人の契約サービスに料金が発生し続ける
犯罪や火災の現場になることもある
ほか遺族とのトラブルの火種になる
相続税の支払いが滞る
持ち家は「空き家対策特措法」で税金が増えたり罰金がかかったりする
自身のペースで、少しずつでも進めていくのが望ましいです。

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