iPhoneの持ち主が死亡時のロック解除方法を解説!注意点や生前の対策も紹介

2025年8月30日

PC・携帯・タブレット

iPhoneの持ち主が亡くなり、パスワードがわからない場合のロック解除方法を解説!Appleへの申請や、デジタル遺品整理業者に依頼する方法、「故人アカウント管理連絡先」を活用する方法などのほか、注意点も紹介します。安易に「初期化」を選択しないほうがいい理由も紹介するので、デジタル遺品整理の参考にしてみてください。

iPhoneの持ち主死亡時のロック解除・データアクセス方法は3つ

iPhoneはセキュリティが非常に強固です。持ち主が亡くなった際、事前に遺族がパスワードを聞いていればロック解除は簡単ですが、当てずっぽうなパスワード入力は自動的なデータ削除(初期化)などのリスクも。

故人のiPhoneのパスワードがわからない場合に、ロック解除するための代表的な方法は以下の3つです

  1. Appleで故人のアカウントデータのアクセスを申請

  2. デジタル遺品整理業者に依頼

  3. 「故人アカウント管理連絡先」を利用(故人があらかじめ設定していた場合)

注意点も、あわせて紹介していきます!

1. Appleで故人のアカウントデータのアクセスを申請

Appleはプライバシー保護を最優先としているため、遺族であっても簡単にロック解除はできません。

しかし、裁判所命令やその代わりとなる書類を用意すれば、スマホのロックそのものを解除することは難しくとも、故人のアカウントとそのデータへのアクセスを申請できます

提出する裁判所命令には、以下の情報が明記されている必要があります(該当する場合)。

  • 故人の氏名とApple Account

  • 故人のアカウントへのアクセスの申請者本人(最近親者)の氏名

  • 故人が、該当のApple Accountに関連付けられているすべてのアカウントの使用者本人であったことがわかる書類

  • 申請者が故人の法定代理人、代理人、または相続人であり、申請者の承認が法的効力を持つ同意に該当すること。

  • 故人のアカウントの故人の情報にアクセスできるよう支援することを、裁判所からAppleが命じられていること(裁判所命令の対象として、Apple関連会社が指定されている必要あり)

時間や手間はかかりますが、正規の方法として確実性が高い手段です。詳細はApple公式HPをチェックしましょう。

2. デジタル遺品整理業者に依頼

最近では、故人が残したスマホやPCのデータを専門に扱う「デジタル遺品整理業者」が増えています。業者によっては、iPhoneのロック解除やデータ抽出に対応しているところもあります。

自宅に訪問対応してくれる業者もあるため、近くにAppleの店舗がない場合や、「オンラインや電話だけでのやり取りではよくわからない」という方にもおすすめです。

ただし、費用として2〜5万円かかるほか、信頼できる業者選びが必要となります。

▼関連記事
デジタル遺品整理業者のサービス内容や料金は?メリット・デメリットと選び方も紹介

3. 「故人アカウント管理連絡先」を利用(故人があらかじめ設定していた場合)

iOS 15.2以降では、Apple IDに「故人アカウント管理連絡先」を登録できるようになりました。これは、生前に本人が指定した信頼できる人が、本人が亡くなった後にApple IDに保存されたデータへアクセスできる仕組みです

【ポイント】

  • 故人が生前のうちにこの設定をしていることが前提

  • 指定された人が申請すれば、比較的スムーズにデータにアクセス可能

  • 対象データには、写真、メッセージ、メモ、ファイル、ダウンロードしたアプリ、デバイスのバックアップなどが該当

詳細はApple公式HPをチェックしましょう。

【注意】キャリアショップや修理店では対応不可

ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアショップや、街の修理店に故人のiPhoneを持ち込んでも、基本的にはロック解除には対応してもらえません

デジタル遺品整理に対応している修理店ならば、対応してもらえる可能性もありますが、誤って持ち込んで時間を無駄にしないよう注意しましょう。

【注意】パスコード解析アプリは安全とは限らない

インターネット上には「iPhoneのパスコードを解析できる」とうたうアプリやソフトが存在します。しかし、こうしたツールは必ずしも安全とは限りません。

悪質なものを利用すれば、ウイルス感染や個人情報の流出といったリスクを招く恐れがあります。ソフトの良/悪の判断は難しいため、できればほかの手段の検討がおすすめです。

故人のiPhoneを初期化(データ削除)だけしたい場合の方法

故人のiPhone中のデータを取り出さずに「初期化(データ削除)」だけできればよい、という場合には対処方法の選択肢が増えます。代表的な初期化方法は以下の通りです。

  • Appleに依頼する

  • デジタル遺品整理業者に依頼する

  • 初期化されるまでパスコードをわざと間違える

  • キャリアショップで初期化してもらう

  • リカバリモードで初期化する

詳しく見ていきましょう。

Appleに依頼する

Appleに対して、故人のApple Account削除を申請する方法があります。申請はWeb上で行え、以下が必要です。

  • 依頼者自身のApple ID・パスワード

  • 削除対象となる故人のApple ID

  • そしてお住まいの国や地域で必要とされる法的書類(相続権を証明するもの)

故人のアカウント削除は、「デジタル遺産 - Apple Accountの削除」ページで申請可能。

デジタル遺産ページのサインインには、削除を依頼する故人のApple Accountではなく、遺族自身のApple Accountを使いましょう。

デジタル遺品整理業者に依頼する

専門のデジタル遺品整理業者に依頼すれば、端末を初期化してもらえるケースがあります

ロック解除を伴わずデータを消去するだけであれば、対応できる業者は比較的多いです。ただし、業者によって料金や方法が異なるため、複数社を比較して信頼できるサービスを選ぶとよいでしょう。

▼関連記事
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初期化されるまでパスワードをわざと間違える

iPhoneには、パスワードを10回連続で間違えると自動的に初期化される機能があります。パスワードをわざと間違えて、この機能を活用して初期化してしまうのも一手です。

キャリアショップで初期化してもらう

ドコモ・au・ソフトバンクなどのキャリアショップでは、iPhoneのパスコードロックには対応してもらえませんが、初期化には対応してもらえます

ただし初期化だけの場合にも、故人の相続者であることを証明できる書類が必要になることが多いため、必要書類をキャリアショップに事前に確認しておきましょう。

リカバリモードで初期化する

iPhoneの「リカバリーモード」とは、iPhoneの動作不良などで正常に起動・使用できない場合に、初期化(データ消去)を行うことで復旧を目指すモードです。

リカバリーモードを作動させるには、パソコンが必要。

パソコンとiPhoneを接続し、Finder(Macの場合)やAppleデバイスアプリ(Windowsの場合)、もしくはiTunesを開いてリカバリモードを起動すると、端末を初期化できます。

ただし、故人がApple ID(iCloud)の「アクティベーションロック」機能をオンにしていた場合は、初期化してもそのままその端末を別のApple IDで利用できません

  • アクティベーションロックとは?
    アクティベーションロックとは、iCloudの機能の1つである「iPhoneを探す」設定をオンにすると自動的に有効化されるもので、紛失や盗難時でも端末をロックして使用を制限できる機能です。

  • アクティベーションロックがオンだとどうなる?
    リカバリーモードにより初期化され、iPhone端末内のデータは削除されますが、端末に紐づいたアカウントは維持されます。そのため初期化後に端末を使おうとしても、その端末に紐づけられた故人のAppleIDとパスワードが必要になってしまいます。

リカバリーモードの詳しいやり方はApple公式HPをチェックしましょう。

故人のiPhoneは初期化よりロック解除がおすすめ!6つの理由

故人のiPhoneをどう扱うか考える際、「とりあえず初期化してしまえばよい」と考える方もいるかもしれません。

しかし、初期化よりもロック解除がおすすめです。なぜなら、iPhoneには故人の重要な情報や思い出が多く残されており、それを確認できないことで遺族に不利益が生じる可能性があるからです。ここでは、ロック解除を選ぶべき主な理由を6つ解説します。

サブスクなどの解約ができない

 iPhoneのロック解除せずに初期化してしまうと、契約中のサブスク(サブスクリプションサービス)を把握できず、解約しないまま支払いが続く恐れがあります

とくにアプリの月額課金は、Apple IDを通して管理されている場合が多いです。

また動画や音楽配信サービスなどのサブスクを契約しているかどうかのチェックには、故人のスマホがあると便利。アプリを開いてみたり、メールをチェックしてみたりすればわかることが多いためです。

オンライン取引が継続中なことも

ネット銀行や証券、仮想通貨などのオンライン取引の有無も、iPhoneのアカウントに入れればアプリやメールの履歴から確認できることがあります。

アクセスできなければ取引が継続したままとなり、損害が出てしまう可能性もあるでしょう

故人の友人・知人に連絡できない

アドレス帳やLINE、メールなどの連絡先は、故人の人間関係を把握する大切な情報です。ロック解除をしなければ、葬儀や訃報の連絡を伝えられない相手が出てしまうこともあります。

SNSアカウントの不正利用リスク

故人が利用していたSNSアカウントを放置すると、不正アクセスやなりすましに悪用されるリスクがあります。ロック解除してアカウントを適切に削除または引き継ぐことで、トラブルを防ぐことが可能です。

故人への重要連絡を見逃す

仕事の取引先や金融機関などから、故人のiPhoneに重要な連絡が入る場合があります。ロック解除をしておけば、遺族がそれを確認して必要な対応を取ることが可能です。

相続トラブルに発展する

iPhoneをはじめとした電子端末は、各種データ、いわゆる「デジタル遺産」を入れた箱。 iPhoneや各種アプリのアカウントに株や仮想通貨、電子マネーなどが残されていることもあります。

遺産分割後にその存在が判明すると相続トラブルに発展するケースもあるため、iPhoneの安易な初期化は避け、ロックを解除してデータをチェックすることが大切です

持ち主が亡くなった後のiPhoneのロック解除で遺族が注意したいこと

故人のiPhoneのロック解除を試みる際には、いくつかの注意点を理解しておかないと、取り返しのつかない事態につながることも。ここではとくに気をつけたい2つのポイントを解説します。

パスワードを10回以上間違えると自動で初期化される

iPhoneには、セキュリティ機能としてパスコードを10回連続で間違えると、端末が自動的に初期化される機能があります。

初期化が行われると、端末内に保存されていた写真や連絡先などの大切な情報は消えてしまいます。思い当たるパスコードを試す際は、試行回数に十分注意しましょう。

怪しいサービスの利用

インターネット上には「即日でiPhoneのロック解除が可能」「どんな端末でも解除できる」といった宣伝をする業者やアプリ・ソフトが存在します。

しかし、怪しいサービスの利用には注意が必要です。詐欺や個人情報流出のリスクを伴います。

大切な故人のデータを守るためには、Appleの正規サポートや信頼できるデジタル遺品整理業者を選ぶことが重要です。

亡くなった後のiPhoneのロック解除のために、生前にやっておきたいこと

故人のiPhoneは、家族や遺族にとって大切な情報が詰まったものです。しかし、亡くなった後にロック解除ができず、必要なデータにアクセスできなくなるケースは少なくありません。

遺族の苦労を防ぐには、生前の準備が重要です。ここでは代表的な2つの方法を紹介します。

「故人アカウント管理連絡先」を設定しておく

iOS 15.2以降では、自身のApple IDに「故人アカウント管理連絡先」を登録できる機能が導入されています

これは、万が一の際に指定した家族や信頼できる人が、故人のApple Accountのデータ(写真・メッセージ・メモなど)にアクセスできるようにする仕組みです。

設定はiPhoneの「設定」アプリから数分で完了できます。早めに設定しておくのがおすすめです。

設定方法はこちら(Apple公式HP)

エンディングノートでアカウントを共有

「故人アカウント管理連絡先」を設定していない場合でも、エンディングノートにApple IDや主要なパスワードを記録しておけば、遺族がスムーズに対応できます

エンディングノートは紙のノートだけでなく、デジタル形式で残す方法もあります。ただし紙でもデジタルでも、セキュリティ面には十分注意が必要です。信頼できる家族だけが閲覧できるよう管理しましょう。

iPhoneの持ち主が亡くなった際は焦らずロック解除をしよう

故人のiPhoneは、大切な思い出や重要な情報が詰まった「デジタル遺品」です。

パスワードがわからない場合のロック解除は少し手間がかかりますが、Appleへの申請や信頼できるデジタル遺品整理業者への依頼などで、安全に手続きを進めることが大切です

大事な情報を守るためにも、安易な自己流の解除や怪しいサービスの利用は避け、確実で安心できる手段を選択しましょう。

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