40年前のピアノの買取相場はいくら?売る際の注意点や適切な処分方法を解説

2025年4月27日

楽器

40年〜50年前の古いピアノの買取相場を、『YAMAHA(ヤマハ)』や『KAWAI(カワイ)』などのメーカー別&製造年別に紹介します。また売れるピアノと売れにくいピアノの違いや、高く買取してもらうためのコツ、さらに買取を断られた場合の処分方法まで、詳しく解説。古いピアノの売却を考えている方は、買取相場を参考にしてみてください。

そもそも40年~50年前の古いピアノは買取に出せる?

40〜50年前の古いピアノでも、買取してもらえるケースは多くあります。一般的にピアノの寿命は30年とされていますが、きちんとメンテナンスされていれば、約30年〜100年ほど使用できると考えられています。そのため、“古いピアノ=売れない”というわけではありません。

ただし、メーカーや状態によってピアノの買取相場は大きく変動します。まずは、売れるピアノと売れなピアノの特徴を見ていきましょう。

売れる古いピアノの特徴

  • 音が鳴る(修繕可能な状態)

  • 有名メーカーの商品

  • キズや汚れが少ない

ピアノが売れるかどうかは、「音がきちんと鳴るかどうか」が重要なポイント。再販前には、調律やメンテナンスは行われるため、査定時に音が狂っていても、修繕が可能な状態であれば買取してもらえる可能性は十分にあります。

また、『YAMAHA(ヤマハ)』『KAWAI(カワイ)』などの有名メーカーのピアノは、古いものでも比較的高い確率で買取してもらえる傾向です。

売れない古いピアノの特徴

  • 音が鳴らない

  • ピアノ内部が破損している

  • 目立つ傷や汚れがある

  • 部品が欠陥している

修繕をしてもピアノの音が鳴らなかったり、部品の欠陥や不具合がありしっかりと機能しない場合は、買取を断られてしまう可能性が高いです。

また、ピアノは木材で作られているため、内部に虫食いが発生することもあります。こうした虫害によって内部に破損がある場合も、査定のマイナスポイントです。

将来的にピアノの売却を考えている場合は、日頃からこまめなメンテナンスを心がけましょう。

40年前のピアノの買取相場!古いピアノはいくらで売れる?

世界を代表するピアノブランド『ヤマハ』や『カワイ』のピアノについて、40年前だけでなく、30年前や50年前の古いモデルがどれくらいの価格で買取されているのか、その相場をまとめました。

【ヤマハ製】グランドピアノの買取相場

120年以上の歴史を誇る『ヤマハ』のグランドピアノは、40年前のグランドピアノでもしっかりとした査定額がつきます(※)。定番モデルである「C3シリーズ」のほか、「G2シリーズ」などは、10万円~40万円前後が買取相場です。

※“ヤマハ 公式HP”参照

モデル

買取相場

ヤマハ C3Bシリーズ(1971年~1979年頃製造)

10万円~50万円前後

ヤマハ C3Aシリーズ(1985年~1988年頃製造)

22万円~45万円前後

ヤマハ G2Aシリーズ(1985年~1988年頃製造)

16万円~30万円前後

ヤマハ G2Eシリーズ(1971年~1985年頃製造)

18万円~38万円前後

ヤマハ CFⅢシリーズ(1983年~1992年頃製造)

130万~270万円前後

ヤマハ S400Bシリーズ(1982年~1990年頃製造)

50万円~93万円前後

上記金額はあくまで参考です。実際の買取金額は、製品の製造年やモデル、状態、市場需要により大きく変動します。

【カワイ製】グランドピアノの買取相場

豊かな低音と澄んだ高音、そしてコントロールのしやすい鍵盤が特徴の『カワイ』のグランドピアノは、40年前のモデルでも10万円〜50万円前後が買取相場です。

「CAシリーズ」や「R1シリーズ」はとくに人気が高く、定期的なメンテナンスや良好な保管状態であれば、相場以上の価格がつく可能性もあります。

モデル

買取相場

カワイ CA-40シリーズ(1985年~1989年頃製造)

30万~55万円前後

カワイ KG-2シリーズ(1970年~1980年頃製造)

20,000円~70,000円前後

カワイ R-1シリーズ(1980年代後半~1990年代初頭製造)

30万円~55万円前後

カワイ GS-30シリーズ(1980年代製造)

14万円~25万円前後

カワイ KG-2Dシリーズ(1980年代製造)

50,000円~10万円前後

上記金額はあくまで参考です。実際の買取金額は、製品の製造年やモデル、状態、市場需要により大きく変動します。

【ヤマハ製】アップライトピアノの買取相場

グランドピアノよりも歴史の長い『ヤマハ』のアップライトピアノは、家庭用としても人気があるため、40年前のモデルであっても状態がいいものであれば、4万円〜15万円前後での買取が期待できます。

とくに「U1」や「U3」などのシリーズは、中古市場でも需要が高く、比較的安定した査定額がつく傾向です。

モデル

買取相場

ヤマハ U1Aシリーズ(1982年〜 1987年頃製造)

80,000円~15万円前後

ヤマハ U1Hシリーズ(1972年〜 1980年頃製造)

40,000円~10万円前後

ヤマハ U1Gシリーズ(1971年〜 1972年頃製造)

60,000円~9万円前後

ヤマハ U3A(1982年〜1987年頃製造)

13万円~16万円前後

ヤマハ YUX(1980年〜1982年頃製造)

16万円~20万円援護

上記金額はあくまで参考です。実際の買取金額は、製品の製造年やモデル、状態、市場需要により大きく変動します。

【カワイ製】アップライトピアノの買取相場

コンパクトながらも深みのある音色と安定したタッチが魅力で、家庭用ピアノとして長年愛され続けている『カワイ』のアップライトピアノ。40年前のモデルの買取相場は3万円〜8万円前後となっています。

なかでも「BLシリーズ」は中古でも需要の高いモデルです。

モデル

買取相場

カワイ BL-51シリーズ(1973年~1988年頃製造)

40,000円~63,000円前後

カワイ BL-61シリーズ(1973年~1988年頃製造)

55,000円~85,000円前後

カワイ BL-12シリーズ(1974年~ 1975年頃製造)

30,000円~70,000円前後

カワイ BL-31シリーズ(1973年~1980年頃製造)

40,000円~80,000円前後

カワイ BS-20シリーズ(1987年~1989年頃製造)

50,000円~10万円前後

上記金額はあくまで参考です。実際の買取金額は、製品の製造年やモデル、状態、市場需要により大きく変動します。

40年前のピアノの買取相場が安い理由

  • 経年劣化が激しい

  • 修繕費用が高額

購入時の価格から考えると、ピアノの買取相場は安いと感じてしまうかもしれません。40年前のピアノの買取相場が安くなってしまうのは、主に上記の理由が考えられます。

それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

経年劣化が激しい

冒頭で説明した通り、一般的にピアノの寿命は約30年とされています。そのため、製造から30年以上が経過すると、経年劣化が目立ち始めることが一般的。また、ピアノの寿命は以下の要素によっても大きく左右されるのが特徴です。

  • メーカー

  • 品質

  • 設置環境

  • 使用頻度

  • メンテナンス状況

とくに、ピアノに使われている材料や部品の品質が低い場合、経年劣化が早まり、故障や音質の低下につながります。こうした点が、買取相場を大幅にダウンさせる要因となるのです。

修繕費用が高額

買取後のピアノは、きれいな状態に整えてから再販するのが基本です。そのため、修繕やメンテナンスにかかる費用は、買取業者が負担します。

<ピアノの修理費用一例>

  • 鍵盤やセンターピンの不具合|1本 500円~1000円前後

  • 張弦|1本 2,000円~11,000円前後

  • ハンマーシャンク折れ|1本 30,000円前後

  • 調律|3,000円~10,000円前後

  • 部分塗装|5,000円~18,000円前後

  • クリーニング塗装|30,000円~100,000円前後

修理費用は内容や業者によって異なりますが、安いものではありません。とくに製造から40年~50年経ったピアノは修繕箇所が多く、費用も高額になりがちこうした理由から、古いピアノは買取相場が下がりやすくなる傾向です。

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※“買いクル公式HP”参照

▶関連記事:ギター売るならどこがいい?おすすめを紹介!買取相場や売却による後悔点・対策もチェック

買取額アップ!40年前のピアノを買取相場より高く売るコツ

  1. できる範囲でメンテナンスやお手入れをしておく

  2. 付属品をそろえておく

  3. 不要になったらできるだけ早めに買取に出す

40年前のピアノを買取相場よりもできるだけ高く売るには、上記3点を意識しましょう。この3つを意識して対応するだけでも買取額がアップする可能性があがります。

1. できる範囲でメンテナンスやお手入れをしておく

古いピアノでも、状態がきれいであれば高価買取のチャンスはアップします。できる範囲でメンテナンスや掃除などのお手入れをしておくとよいでしょう。

ただし、ピアノは繊細な楽器のため、お手入れの際には十分注意が必要です。パーツごとに正しい方法で行うようにしましょう。

外装のお手入れ方法

  1. 毛ばたきやクロスを使って表面のホコリをはらう

  2. 水に濡らしたタオルを固くしぼり汚れを拭き取る

  3. 水拭き後は、ネル生地のクロスで乾拭きする

外装の掃除にはやわらかい素材でできている羊毛の毛ばたきや、ネル生地のクロスがおすすめ。木製部分に水分が入り込んでしまうと傷みの原因になるので、水拭きをする際は、タオルを固くしぼって使ってください。

鍵盤のお手入れ方法

  1. 毛ばたきやクロスを使って表面のホコリをはらう

  2. 気になる汚れは水に濡らしたタオルを固くしぼり、ポイント的に拭き取る

  3. 水拭き後は、ネル生地のクロスで乾拭きする

  4. なかなか落ちない汚れは鍵盤用クリーナーの「キークリン」を使用して拭く

鍵盤は素手で触れることが多いため、汚れが付きやすい部分です。軽い汚れであれば固くしぼった布での水拭きで十分ですが、頑固な汚れには「キークリン」を使うと効果的。

ただし、キークリンは象牙や人工象牙製の鍵盤には使用できないため、乾拭きだけにしておきましょう。また、ベンジンやアルコールは鍵盤の塗装を傷めたり、ひび割れの原因になったりすることがあるため、使用はNGです。

ペダルのお手入れ方法

  1. ペダルの根元にフェルト部分がある場合はマスキングテープで保護する

  2. 耐水ペーパーに水を含ませ汚れやサビを落とす

  3. 頑固なサビはピアノコンパウンドを付けた布でこする

  4. ピアノコンパウンドでもう一度磨いて仕上げる

ペダルは真鍮(しんちゅう)でできていることが多いため、年月が経つと変色やサビが生じることがあります。そのため、耐水ペーパーやピアノコンパウンドを使って根気よく磨き上げることで、光沢を取り戻せます。

内部のお手入れ方法

ピアノの内部は複雑で、かつ非常に繊細なため、お手入れは毛ばたきでホコリを落とすくらいにしておくのがベターです。

無理に自分でお手入れをして内部を破損してしまうのは査定において逆効果。できるだけ細部には触れないようにしておきましょう。

2. 付属品をそろえておく

下記のようなピアノ購入時の付属品は、できるだけそろえて査定に出すことで、買取額アップにつながる可能性があります。

  • ピアノ椅子

  • ピアノカバー

  • 鍵盤カバー

  • 防音対策用品

  • 譜面台

  • お手入れ用具

  • ペダル

  • 取扱説明書

自宅に保管されていないか探してから、買取に出してみてください。

3. 不要になったらできるだけ早めに買取に出す

ピアノはあまり使っていなくても、置いてあるだけで少しずつ経年劣化が進む楽器です。とくに、湿度や温度の変化が大きい場所や直射日光が当たる場所に設置されている場合は、劣化のスピードが早まるとされています。

使わなくなったピアノは、できるだけ早く売却することで、状態がよいうちに手放すことができ、査定額が高くなる可能性もあります。迷っている場合は、無料査定をまずは試してみるのがおすすめです。

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40年前のピアノが買取できなかった場合の処分方法

買取業者やリサイクルショップなどで、ピアノの買取を断られた場合の処分方法には、以下の6つがあります。

  1. フリマアプリを使って売る

  2. 地域の情報サイトや掲示板を使って他の人に譲る

  3. 粗大ごみとして自治体に回収してもらう

  4. 不用品回収業者に引き取りを依頼する

  5. 友人や知人に譲る

  6. 寄付する

1. フリマアプリを使って売る

グランドピアノやアップライトピアノには不向きですが、キーボードタイプや脚付きタイプの電子ピアノであれば、『メルカリ』や『ラクマ』などのフリマアプリも活用できます。

フリマアプリは、希望に近い価格で売れる可能性が高いのが魅力。ただし、ピアノを売る際は、以下のような懸念点に注意が必要です。

  • 送料が高くつくため、売上金が減る

  • 発送方法を工夫する必要がある

  • 発送作業に時間がとられる

ピアノは非常にデリケートでサイズも大きいため、梱包には工夫が必要です。また、利用できる配送方法が限られる場合もあります。少しでも売上金を手元に残すには、送料を購入者負担に設定するのがおすすめです。

▶関連記事:メルカリがめんどくさい!理由と捨てる前の解消方法・最終奥義を伝授

2. 地域の情報サイトや掲示板を使って他の人に譲る

『ジモティー』や『キャロット(Karrot)』などの地域情報サイトや掲示板アプリでは、近隣の人に不要な家電・家具を無料で譲ったり、有料で買取ってもらったりできます。

以下のような場合におすすめです。

  • フリマアプリやオークションでの送料や手間が気になる場合

  • 買取業者やリサイクルショップで売れなかった場合

ただし、基本的に個人間のやりとりになるため、トラブルには注意が必要また、欲しい人が見つかるまで時間がかかることもあるので、余裕をもって掲示板に掲載しましょう。

3.  粗大ごみとして自治体に回収してもらう

ピアノを粗大ごみとして処分したい場合は、まずお住まいの自治体に対応可否を確認しましょう。地域によっては、ピアノそのものを粗大ごみとして受け付けていないことも。

一般的に、グランドピアノやアップライトピアノは粗大ごみとして処分できる可能性が低いですが、電子ピアノやオルガンであれば、対応してくれる自治体も一部あります

また、粗大ごみとして処分する場合は手数料がかかるため、あわせて料金も確認しておくとスムーズです。

4. 不用品回収業者に引き取りを依頼する

ピアノをすぐに処分したい場合や、解体作業などの手間を省きたいときは、民間の不用品回収業者に依頼するのもひとつの手です。

不用品回収業者は指定した日に自宅まで引き取りにきてくれるのが特徴。ただし、不用品回収業者は料金基準が決まっていないことが多く、予想以上に高くつく場合もあります。

料金トラブルを避けるためにも、3社~5社から見積りを取って相場を知ることが大切。また以下の記事を参考に、悪徳な不用品回収業者に注意しましょう!

▶︎関連記事:悪徳な不用品回収業者が危険!手口や見分け方は?信頼できるサービスの選び方

5. 友人や知人に譲る

まだ使えるピアノであれば、身近な友人や知人に譲るのもおすすめです。とくに子どもがいる家庭では、習い事としてピアノを始めるケースも多いため、喜んで受け取ってもらえる可能性があります。

ただし、ピアノはサイズが大きく重量もあるため、自宅に置けるスペースがあるか、運搬方法をどうするかなど、事前に確認しておきましょう。

6. 寄付する

思い入れのあるピアノを処分するのに気が引けると感じる場合は、児童養護施設や老人ホームなどの施設へ寄付するという選択肢もあります。ただし、すべての施設が寄付を受け付けているわけではなく、事前確認が必要です。

また、寄付にかかる運送費は基本的に自己負担となり、ピアノのサイズや重さによっては、通常の運送費に加えて特殊作業料金が発生することもあります。ピアノの状態や寄付先のニーズを踏まえて、最適な施設を選ぶようにしましょう。

40年前のピアノの買取相場に関連するQ&A

Q. ピアノが高く売れる時期はいつですか?

A. クリスマスシーズンや学校の夏休み前、まや、新学期頃などに高く売れる傾向があります。

Q.  ピアノの製造番号はどこで確認できますか?

A. 商品によっても異なりますが、多くの場合下記の位置で確認ができます。

  • グランドピアノ|鍵盤側の手前の屋根を開けて本体内部のフレーム部分

  • アップライトピアノ|天屋根を開けてフレーム部分

  • 電子ピアノ|鍵盤の底板または、楽器本体の底面

40年前のピアノの買取相場はモデルや状態によって大きく変わる!

40年前に製造された古いピアノでも、モデルやメーカー、保管状態によっては高価買取が期待できる場合があります。たとえば、『ヤマハ』や『カワイ』といった信頼性の高いブランドは、今でも需要があり、数十万円で買取されたケースもあります。

一方で、傷や劣化が目立つ場合は価格が下がる傾向。買取を検討している方は、本記事で紹介した「買取相場より高く売るコツ」を参考にして、買取額アップを狙ってみましょう!

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