骨董品買取2019年2月27日

価値・価格はどこで決まる?骨董品の査定・鑑定ポイントをチェック

長い間、家に眠っていた骨董品や遺品整理をしていたら出てきた骨董品にどのぐらいの価値があるのか気になっている人は多いのではないでしょうか。

 

一見、価値がないようなものでも査定してもらったらびっくりするような値段が付くるということは珍しくありません。

 

骨董品の価値・価格がどこで決まるのか、その査定・鑑定のポイントをご紹介いたします。

高く買い取ってくれるコツもご紹介いたしますので、骨董品の売却を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

1.査定・鑑定ポイント「骨董品の保存状態」

 

骨董品の保存状態は査定に大きく影響します。傷や汚れのある骨董品の査定額は大幅に下がってしまう傾向があります。

汚れを落とせば査定額が上がるかもしれないからといって、無理して汚れを落とそうとすると、繊細な装飾などが破損してしまう可能性もあるので注意してください。

 

保存に特に注意しなければいけない骨董品は、掛け軸や絵画などです。陶磁器や刀などに比べ傷や汚れが付きやすく、一度汚れてしまったら落とすことが難しいからです。どんなに価値のある掛け軸でも、カビやシミがついてしまったものは、大きく価値が落ちてしまいます。普段からしっかりと手入れをして保存状態に気をつけましょう。

 

2.査定・鑑定ポイント「骨董品の希少性」

 

有名な作家が作った骨董品ほど価値が高い可能性があります。有名な作家の作品には世界中にコレクターがいて、いくら出しても構わないという人もいます。

 

また、掛け軸や絵画などの一点物は希少価値が高いでしょう。作品数が少ないほど市場に出回っている数も少なく、手に入れたい人は高額でも購入しようとするためです。

どんなに素晴らしい美術品でも生産数が多く、大量の品物が市場に出回っていてはあまり価値が付きません。

 

作られた時代が古いほどアンティークとしての価値が高くなる傾向があります。古いものは有名な作者が作っていないものでも、素材自体に価値があり高額査定をしてくれる可能性があるのです。

 

このように希少性、作者、作られた時代は骨董品の査定には大きく影響します。

 

3.査定・鑑定ポイント「箱・鑑定書・説明書などの付属品の有無」

 

箱や鑑定書や古道具などの付属品がある骨董品は、それらが揃っているかどうかが査定に大きく影響します。付属品で欠けているものがある場合は、査定額が大幅に下がってしまう可能性もあるのです。

 

箱自体に価値がある場合や、箱に骨董品を作った作者のサインがある場合があります。そのため骨董品だけではなく、付属品の保存状態も査定には影響してきます。ぼろぼろの箱よりも保存状態の良い箱の方が高額査定してくれる可能性が高くなるのです。

 

箱は骨董品を保存する入れものとして扱うのではなく、箱も骨董品の一部としてしっかり管理・保存するという感覚が必要です。

 

信頼できる鑑定書は買取してもらう際に、買取業者の手間が省けます。その分を価格に上乗せしてくれる業者もあるので、骨董品の価値は高くなります。

 

オークションや骨董品市場に出品するときに、鑑定書が付いているものは顧客も安心して購入できるので、高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。

 

4.査定・鑑定ポイント「流行・時期」

 

骨董品の価値は一定ではなく、査定する時代によって上下します。10年前に査定してもらった骨董品の査定額が現在では半額になってしまっている、ということもあり得るのです。

陶磁器を欲しい人が多い時には、陶磁器の価値が高くなり、翡翠を欲しい人が多い時には、翡翠の値段が高くなります。骨董品の種類だけではなく、その時に話題になっている作者の作品も高額査定してもらえる可能性が高くなります。このように骨董品にも流行りがあり査定に影響することがあるのです。

 

 

また、国によって人気がある骨董品も異なっています。中国では筆や硯などは人気がありますが、日本では中国ほどの人気があるとはいえません。中国人の査定士や中国人のコレクターが顧客に多い買取店は、他の買取店に比べると高額査定してくれる可能性があります。

 

このように骨董品の価値は、流行と査定してもらうタイミング、査定してもらう鑑定士によっても大きく異なっています。

 

5.高く買い取ってもらうためのコツ

 

これまでは、鑑定士が骨董品を鑑定する際に見ているポイントを説明してきましたが、同じ骨董品でも高額買取してもらえるコツがあります。

高く買い取ってもらうためのコツを説明するので、これから骨董品の売却を考えている人は参考にしてみてください。

 

5-1.キレイにする

 

骨董品をキレイにすることは買取業者に買い取ってもらう場合より、個人でオークションに出品したり、骨董品市場に出品したりする場合に大切なことになります。買取業者は目利きのプロなので、その汚れが簡単に落ちるため価値にはほとんど影響しない汚れか、価値が大きく下がるほど重大な汚れかを判断できます。

 

しかし、個人で骨董市に出品する場合やオークションなどに出品する場合は違います。購入者はプロの鑑定士ばかりではなく、一般の人もいるため汚れを落としているかどうかは、買取価格に大きく影響してきます。できるだけ汚れを落としてキレイな状態で売り出しましょう。

自分で汚れを落とすことに不安を感じたら無理をせずに、専門家に依頼してキレイにクリーニングをしてもらいましょう。

 

5-2.まとめ売りをする

 

まとめて売ると高く買い取ってもらえる専門店もあります。お店によっては10品以上売ると買取査定額より10%高く買い取ってくれるところなどがあります。

 

宅配買取をしてもらう時には、まとめて売った方が送料も抑えられるので買取業者も高値買取をしてくれる可能性があります。

 

また、価値のある骨董品がひとつあった場合は、本来なら買取してもらえないような価値の低いものでも買い取ってくれることがあります。

このように、売ると決めたら思い切ってまとめて売ってしまった方が、高く買い取ってもらえる可能性が高くなるのです。

 

5-3.複数の業者に査定してもらう

 

複数の買取店に査定してもらうことは、少しでも高く買い取ってもらうためには大切なことです。

複数の業者に査定してもらうと、買取相場価格を知ることができます。信頼できる業者でも、業者によって査定基準や力を入れている品が異なっているため、買取金額に差がでます。査定してもらった業者がたまたま持ち込んだ骨董品に力を入れていない業者だったとしたら、相場価格よりも大幅に安く買い取られてしまうこともあるため、多くの業者に査定をしてもらうことは大切なことです。

 

しかし、査定をしてもらうたびにお店まで骨董品を持って行くのは手間がかかります。出張査定を行っている業者を調べて査定してもらうと手間が省けるのでお勧めです。

 

多くの買取店は無料査定してくれるので、多くの業者に査定してもらって鑑定額を比較して、最も高値買取してくれる業者に買い取ってもらいましょう。

 

「ポイントを押さえれば高額買取してもらえるかも」

 

骨董品を少しでも高額で買い取ってもらいたいと思ったら、多くの買取店の買取実績や買取方法や買取情報や査定情報を調べましょう。

 

買取実績があるお店は、多くの人が信頼して利用しているということです。そのようなお店には選ばれるだけの理由があるのです。

 

店頭買取だけなのか、出張買取も行っているのかは大きいものや重いものを買い取ってもらいたいときには重要なことです。

また、買取専門店は買取と販売両方行っているお店よりも買取価格が安くなる傾向があります。買取専門店は、買い取った骨董品を業者に転売して利益を得ているためです。

少し手間がかかったとしても、ポイントを押さえれば高額で買い取ってくれる可能性が高くなります。

 

まとめ

 

・骨董品の価値や価格は、保存状態、希少性、付属品の有無、流行、時期によって決まります。

・骨董品を高く買い取ってもらうコツは、汚れを落とし、まとめ売りをし、複数の業者に査定してもらうことです。

・骨董品を売るときは、ポイントを押さえれば高額で買い取ってもらえる可能性が高くなります。

 

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