骨董品買取2019年1月27日

アンティーク(骨董品)カメラの買取で高額査定を受けるポイントとは

物体を写真にして保存するカメラ。カメラにも歴史があり今までに様々なカメラが世に出てきました。時間が経って古くなったレトロタイプのカメラは単なる中古ではなくアンティークカメラと呼ばれています。一見するとなんでもないガラクタに見える中古のカメラでも、実は価値のある骨董品で高価買取してもらえる可能性があります。

 

しかし適当に売ったとしても単に中古のカメラとして終わり、買取金額に高値が付かない場合もあるでしょう。ではアンティークカメラを高価買取してもらうにはどうすればよいのでしょうか。

 

1.アンティーク(骨董品)カメラとは

 

アンティークカメラは古いカメラのことですが、カメラのアンティークは具体的に1960年以前に製造された種類のカメラを指します。カメラ自体誕生したのが1820年頃なため、他の骨董品に比べればそこまで歴史は古くありません。

 

カメラとしての性能は当然現代で製造されているものの方が高いでしょう。しかしアンティークカメラは当時の技術範囲で作られた最先端の機器であり、デザインも今のスッキリしたカメラからは考えられない形状も多いようです。

 

入門機、上級機といった機種にも分けることができ、入門機はその名の通り初心者でも使える機種で上級機はカメラマン向けの性能を持つ機種です。

 

希少性が高く、独特の風合いで写真が撮れるため愛好家やコレクターも多く、そのようなコレクターにはどれだけ出しても手に入れたい一品となります。中にはコレクター故にカメラの専門家となっている方も珍しくありません。

 

2.人気アンティーク(骨董品)カメラの種類

 

まずはどのようなものがただの中古ではなくアンティークカメラなのか知る必要があるでしょう。国内のメーカーだけでなく海外で造られた人気のある種類も存在します。製造年によって改良もあり、単なるフィルムカメラではなく一眼レフ、二眼レフ、8mmと違いもあるのです。

 

2-1.ライカ

 

ライカはドイツのカメラメーカーです。国内の関連するメーカーと提携しており、デジタルカメラの製造もしています。カメラメーカーとしては高価なものが多いことで有名で、昔はライカ1台で家一軒分の値段になるといわれていたほどです。

 

価値の高さは今でも変わらず、とあるオークションではライカの製品が3億円程度の価格で落札された話もあります。カメラとしてはレンジファインダーと一眼レフの2種類がメインで、レンズの性能が良いと評判です。

 

主な種類としてはレンジファインダータイプであるライカM3が有名で、このカメラがライカだけでなく今後のレンジファインダーカメラに大きな影響を与えました。価値という点ではバルナックライカと呼ばれる古いタイプのカメラが評価され、35mmカメラの元祖とも呼ばれています。

 

2-2.ニコン

 

ニコンは日本のメーカーであり光学機器を取り扱っています。かつては日本光学と名乗っていましたが、1988年に現在のニコンへ改名しました。アンティークカメラがあるように、ニコンというカメラ自体は1940年代に生まれ、それが現在の社名の由来となっています。

 

40年代からとアンティークカメラとしては年代の新しい方です。しかし性能は海外へ輸出された際に高い評価を得ています。

 

ニコンはニコンD、ニコンFなどアルファベットシリーズで分けられており、アンティークカメラとしてはニコンのSやMが付くシリーズのカメラが代表的です。

 

2-3.ハッセルブラッド

 

ハッセルブラッドはスウェーデンのカメラメーカーです。カメラの世界では始めてレンズ交換のできる一眼レフカメラを発表しました。

 

アンティークとして1600F/1000Fシリーズは人気があり、専用のレンズもあるためカメラだけでなくレンズにも価値があります。他には500c、SWCといった現在も続いているシリーズのレトロタイプがあります。

 

2-4.ローライ

 

ローライはドイツのカメラメーカーです。一眼レフばかりだったカメラの世界に二眼レフのカメラを誕生させたメーカーとして有名になりました。

 

種類としては二眼レフであるローライフレックスシリーズがメインであり、多くのシリーズがアンティークカメラとなっています。他にはローライコードというローライフレックスの廉価版であったシリーズも多くの種類がアンティークカメラです。

 

3.アンティーク(骨董品)カメラを売る方法

 

アンティークカメラの買取方法としては以下の3点が挙げられます。

 

3-1.リサイクルショップ

 

他の古いものと同様にリサイクルショップで買取してもらえます。しかし買取方法としてはあまりおすすめできません。リサイクルショップにアンティークカメラを持っていったとしても専門家の不在が多く、中古として「古いカメラ」で終わるケースが多いからです。

 

単なる中古のカメラと見なされれば、入門機や上級機といった区分は関係なくどんな機種も買取価格が安くなってしまいます。入門機と比べ上級機は高価買取を狙えますが同じです。アンティークではない単なるデジタルカメラであれば問題ありませんが骨董品の売り先としては不向きでしょう。

 

3-2.ネットオークション

 

ネットで開催されているオークションに出品する方法があります。今では誰もがネットを使う時代であり、アンティークカメラの愛好家が利用しているケースも珍しくありません。オークションに出品すれば専門家や愛好家達の目に止まる可能性があるのです。

 

オークションは複数人で争い値が上がっていくため上級機となれば競争は激しくなるでしょう。単にカメラ単体で出すだけでなくレンズキットやフィルムという付属品をセットにすれば、より高値で落札してもらえる可能性が高まります。

 

欠点としてはカメラは精密機械であり、ネットの画面先では機器が問題なく使えるか分かりません。もし故障していた場合、落札者とトラブルになる可能性があります。

 

またオークションは自分で値段がつけられるため、買取相場よりも格段に安い値段をつけてしまう可能性もあるのです。出品する時は機種の買取相場がどれくらいか確認してからにしましょう。

 

3-3.カメラ買取部門のある買取業者

 

買取方法として一番おすすめなのが、カメラの買取部門がある買取業者に依頼することです。専門家が在籍している事がおおく、アンティークカメラに対する専門知識が豊富で買取相場が分かっているため、適切な買取金額を出してくれる可能性が高いでしょう。

 

何より専門業者は店舗へ持っていくだけでなく出張買取や宅配買取をしてくれるところもあります。店舗の場所とカメラの状態によっては持っていくのが不安になるでしょう。買取業者側が直接来てくれることにより安全に査定と買取が行えるのです。

 

カメラだけでなくレンズ買取をしてくれる専門店もあるため、カメラ以外の付属品を買取してもらいたい場合も利用できます。

 

4.高額査定を受けるポイント

 

高額な買取査定額を狙いたいのであれば下記のポイントを意識しましょう。

 

4-1.カメラの詳細を調べる

 

買取してもらうカメラがどのような機種か確認しましょう。古いカメラでも自分の所有している機種がアンティークカメラに該当するとは限らないからです。単なる中古のカメラであれば査定自体が時間の無駄となってしまいます。

 

どのようなカメラか分かれば買取相場も分かるため、そこから自分で査定価格の交渉もできるのです。

 

説明書等があれば問題ありませんが、残っていない、もしくは読めない場合はカメラの型番を確認しましょう。型番はメーカーによって変わるため、数字とアルファベットの書かれている場所を確認してください。

 

4-2.キズ・汚れのチェック

 

査定に響く要素といえばやはりキズと汚れです。キズと汚れがあればその分査定金額が下がってしまいます。メンテナンスすることが不可能なであれば諦めるしかありませんが、ある程度であれば査定に出す前にメンテナンスしておきましょう。

 

気をつけたいのはメンテナンスをした後です。余計なキズや汚れを作ってしまうことや、キズや汚れが目立ったしまうこともあります。メンテナンスが難しいと思われた場合、そっとしておいた方がいいでしょう。

 

4-3.付属品のチェック

 

買取する品物は付属品が付いていると買取査定額が高くなります。ネットオークションで付属品をつければその分価値が上がるのと原理は同じです。付属品として考えられるのは箱を始め、説明書やケースといったものになります。

 

特にカメラの場合はレンズが重要であり、本体であるボディよりレンズの価値の方が高いです。故障でレンズが外れてしまっている場合もまとめておきましょう。宅配買取専門といった業者で宅配買取してもらう場合も一つの箱にまとめるなどしておくことが好ましいといえます。

 

4-4.カメラ買取部門のある業者を

 

買取先はカメラ買取専門の業者を利用しましょう。先程も書いたように買取専門であれば専門家がいることも多く、中古に分類されるカメラの機種、メーカーを熟知し価値が分かっているため買取金額が高くなりやすいです。

 

アンティーク(骨董品)カメラは故障していても売れる

 

例え故障をしていたとしても諦める必要はありません。多少の故障ならアンティークカメラの場合は買い取ってもらえるケースが多くあります。

 

整備をして再利用することができ、例え利用不可能でもカメラそのものが愛好家達から見れば価値のあるものだからです。

 

壊れていてもまずは査定に出してみましょう。機種によっては思わぬ査定金額となり、予想外の臨時収入を得られる可能性もあるのです。

 

まとめ

・アンティークカメラは1960年以前に出されたカメラであり、希少性が高く愛好家であるコレクターも多い

・主なメーカーとしてはライカ、ニコン、ハッセルブラッド、ローライがあり、どこもカメラメーカーとして世界で偉業を成し遂げている。

・買取先としてはリサイクルショップやネットオークションよりかは、カメラ買取部門のある専門業者に頼んだ方がいい

・買取でいい査定金額を出すには機種の確認を始め、キズと汚れ、付属品の確認をした方がいい。

 

・アンティークカメラは故障をしても買取してもらえる。

 

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