骨董品買取2019年1月15日
リサイクル業者が定義する【骨董品】の種類と高価買取が期待できる品
自宅に詳細のわからない古い品物があって、「これって骨董品なんじゃ…」、「もしかして高く売れるかも」と考えていませんか?
骨董品はコレクターには宝物でも興味がない人からするとガラクタのようにも見えてしまいます。保管しておいても良いですが、特に使い道がなく場所を取っているだけなら処分してしまいたいですよね。それが、高値で売れるならなおさらでしょう。
ここではリサイクル業者が定義する骨董品について詳しく解説していきます。
骨董品の種類や高値で売れる品についても紹介するので、骨董品を売る前にチェックしておきましょう。
日本の骨董品定義は数十年前に製造されたもの
そもそも骨董品とはどんなものなのか?これについて知っている人は少ないでしょう。
まずは日本の骨董品の定義について解説していきます。
日本とアメリカの骨董品定義の違い
日本の骨董品の定義はあいまいで、数十年前に作られた古い品物のことを指します。
ただ数十年を経過しているものであっても骨董品とみなされないものもありますし、年月が新しくても希少なものなら骨董品とみなされることもあります。
日本の骨董品で重要視されるのは「製造からどれくらい経過しているか」と「希少性」の2点です。
一方、アメリカの関税法では「製造から100年以上の月日を経過している美術品・手工芸品・工芸品をアンティーク」と明確に定めています。
さらにアメリカでは製造から何年経過しているかによって骨董品・ヴィンテージ・レトロなど呼称が変わるため、アメリカの定義は日本より細かく決められているのです。
当時価値がなかったものも、今では価値がある
数十年前は当たり前に販売されていたものでも、現在は入手困難になっているものが多くあります。
すぐに手に入るものであれば価値はありませんが、手に入れることが難しいものは品物の状態が悪かったとしても価値が充分にあるのです。
もちろん保存状態が良かったり、作られた年代が古ければ古いほどさらに価値は跳ね上がります。
骨董品の種類
骨董品と聞くと壺などを思い浮かべる人も多いかと思いますが、実は骨董品には様々な種類があります。
この項目では骨董品にはどんなものがあるのかを紹介していきましょう。
お茶の道具
お茶は古くから日本で親しまれているものです。茶器と呼ばれるお茶に関する道具の骨董品も多くあります。
お茶を入れるための茶碗、お湯を沸かす鉄瓶・銀瓶、急須、お茶の葉を入れる筒などがあります。
陶磁器
陶磁器とは「陶器」と「磁器」を併せたもののことです。
陶器は土、磁器は石というように素材の違いがあります。
品物としては壺・茶碗・皿・花瓶・急須・置物など多岐にわたります。
絵画
絵画は非常に範囲が広く、日本画・アート画・水墨画・洋画など様々なジャンルがあります。
年代・作家・保存状態によって価値が決まりますが、絵画は贋作が多い品物だといわれています。
贋作ではなく本物かどうかをきちんと見極めてもらうことで、絵画の本当の価値がわかります。
刀
武士の魂とも呼ばれる刀剣にも、日本刀・太刀・脇差・薙刀・槍など様々な種類があります。
刀剣類は人気のある骨董品でコレクターも多く、無銘であっても高い価値が付く可能性があるといわれています。
ただこちらも絵画同様、贋作が多いので確かな鑑定方法で本物かを見極めてもらう必要があります。
象牙
象牙とはゾウの牙のことを言い、牙そのままの状態のものもあれば、牙を置物やアクセサリーに加工したものもあります。
贋作が多い品物ではありますが、本物で保存状態が良ければ高い価値が期待できます。
家具
和製家具・西洋のアンティーク家具も年式によっては骨董品となります。
家具は毎日使う物なので劣化しやすいですが、保存状況や手入れの仕方によっては数十年前のものでも確かな価値があります。
その他
掛け軸や着物、古銭など日本で古くから使われた来た品物、ビスクドールや彫刻など日本以外の世界中で100年以上前に作られた品物なども骨董品として十分な価値があります。
そして古来より交易のあった中国からの品物も骨董品の一つです。置物・香炉・壺など中国美術品は希少性のある品物が多いため、こちらも高い価値が期待できます。
また今でも使われている身近なものとして切手がありますが、切手もコレクターの多い人気骨董品の一つです。
随分古い品物だけど、「これって骨董品かな…」と思えるものが自宅にあるなら、一度専門家に見てもらってその価値を査定してもらうことがおすすめです。
買取業者によって鑑定方法は異なりますので、買取実績が豊富かつ専門の鑑定士が在籍しているところに本当の価値を見極めてもらいましょう。
高価買取が期待できる品
骨董品には多くの種類がありましたが、その中でも特に高い査定額が期待できるものはどんなものでしょうか。
ここでは高値が期待できる品物について紹介していきます。
高値が期待できるのは「掛軸」と「絵画」
価値のある骨董品は100~300万円程で取引されますが、骨董品の中でも掛軸と絵画は特に高値になります。
掛軸や絵画は買取相場が高く、中には1000万円を超える価値があるものも存在します。
古い掛軸と絵画が自宅にあるなら買取査定をしてもらうと良いでしょう。
有名な作家のものなら高値が期待できる
掛軸や絵画の多くは作家のサインがあり、知名度の高い作家であればあるほど価値が高くなります。
サインがあってその作家が有名な人であればその品物は高額で買取をしてもらえる可能性が高いといえるでしょう。
「じゃあサインがなければ価値はないのか…」というと必ずしも価値がないとは言えません。
サインがなくても価値がある可能性はありますので、目利き力のある専門家に見せてどのくらいの価値があるものなのかを聞いてみましょう。
買取価格がグッと上がるポイントをご紹介
骨董品はいくつかのポイントによってその価値が大きく変わります。
ここでは買取価格がグッと上がる3つのポイントについて解説していきましょう。
本物かどうかわかるサインの有無
本物の骨董品は高い価値を持っていますが、中にはよく似せた贋作も紛れています。
贋作となるとその価値はほぼなくなり、買取査定をしてもらっても値段が付かないことも考えられます。
本物か贋作かを見極めるには品物にサインがあるかどうかが重要です。
品物自体や品物が入っていた箱などのいずれかに作家のサインがあることで価値が大きく上がるでしょう。
また本物と贋作を見極めるには確かな鑑定力を持つ鑑定士に見てもらうことも大事です。
買取実績が豊富な買取専門店に査定をお願いすることをおすすめします。
作家によっても価値は変わりますので、作家物=高額な骨董品というわけではないことをおぼえておいてください。
希少価値があるか
古ければ古いほど希少性の高い骨董品として、価値が付きやすくなります。当時は大量生産されていたものでも、年月の経過で壊れたり紛失して、数は減少するからです。
その品物がいつ作られたかは品物、品物の入った箱などで確認できるかもしれませんので、どこかに年代が記載されていないかをチェックしてみましょう。
何も書かれていない場合は買取業者の査定士に見てもらって、どの時代に作られたものかを聞いてみてください。
高級な素材が使われている
作家のサインがなく無銘の品物であっても、使われている素材によっては高い価値を持ちます。
素材としては金銀・象牙・翡翠・血赤珊瑚などが高値となります。
素人から見ればただの置物やお茶の道具であったとしても、高級素材がどこかに使われていれば高値で売却できるでしょう。
もし鑑定書があれば鑑定書に使われている素材が記載されているので、そちらを確認してみてください。
「高価が期待できたら買取業者に相談」
高値が期待できる骨董品について紹介してきましたが、自宅にある古い品物は当てはまりましたか?
買取価格が上がるポイントを満たしていなくても、古い品物がずっと眠ったままなら一度査定をお願いしてみると良いでしょう。
必ずしも希望する買い取り額になるとは限りませんが、もしかしたら思わぬ価格で買い取ってもらえるかもしれません。
査定をしてもらうには買取店に直接持ち込んでも良いですし、無料鑑定をしてくれる出張買取や宅配買取を利用してもOK。
買取方法は依頼時に詳しく教えてくれますし、難しい手順はないので安心です。
ぜひ一度高価買取をしてくれる買取査定業者に相談してみてください。
まとめ
・日本では、骨董品を「希少性」と「製造から何年たっているか」で判断する
・骨董品にはお茶道具や刀、着物など様々な種類がある
・絵画や掛軸は物によっては1000万円以上の高値が期待できる
・作家物・希少価値・使用された素材によって骨董品の価値が決まる