骨董品買取2019年1月9日

【骨董品】の定義と意味とは?その種類と値段を決める方法を徹底解説

骨董品やアンティーク品には、他にはない魅力があります。

漠然としたイメージのある骨董品ですが、実は骨董品には明確な定義が存在しているのです。

 

今回は骨董品の定義や骨董品の種類、どのようなものが値段が高いのかを紹介します。

骨董品を集めている方、骨董品に興味のある方はぜひ参考にしてください。

 

1.【骨董品】の定義と意味とは

「骨董品」の定義をご存知ですか?

漠然としたイメージは答えることはできるかもしれませんが、正確な定義まで答えることができる人は多くありません。

 

骨董品の定義を知ること、意味を理解することで骨董品の価値や魅力を感じることができます。

定義や意味を理解し、骨董品をより身近に感じてください。


 1-1.【骨董品】の定義

 

骨董品には「100年を経過した手工芸品・工芸品・美術品」という定義があります。この定義をベースとして、日本画や茶道具などに分類されるのです。

 

しかし、この定義に当てはまらなくても骨董品として扱われることもあります。「100年過ぎていればいい」「100年過ぎていないから違う」ということはありません。

ものによっても見方が変わるのが骨董品の難しいところでもあり、骨董品の魅力ともいえるでしょう。

1-2.国によって基準が異なる

骨董品の定義は国によって違います。特に欧米圏では細かな定義が定められているのです。

 

欧米圏では「100年を経過したもの」をAntique(アンティーク)、「100年経過していないもの」をjunk(ジャンク)、「古くて価値のないもの」をrubbish(ラビッシュ)と呼びます。日本より細かい定義があるのです。

アジア圏の中国、朝鮮などでは欧米圏ほど細かな定義はありません。日本と同様で、100年の経過をベースに考えられています。

 

定義はありますが、もうひとつ骨董品として重視されているのが「希少価値」です。アジア圏では年数も大切ですが、希少価値があるかないかというのが大きなポイントになります。

 

このように基準は国によってさまざまですが、日本に輸入されたアンティーク品などは大体の場合欧米圏での定義に基づき分類されることが多いのです。

2.【骨董品】の種類はさまざま

 

骨董品の種類はさまざま。

 

「それも骨董品に分類されるんだ」と驚いてしまうような、意外なものもあるのです。幅広い骨董品の種類をご覧ください。

 2-1.茶道具

 

日本の伝統である茶道。その茶道で使われる茶道具の骨董品もあります。

 

茶道という文化は平安時代に遣唐使によってもたらされたもので、長い歴史をもっているものです。

平安時代には貴族に愛好されていたり、活躍した武将への褒美として茶道具が与えられていたという説もあります。その時に作られた茶道具が現代まで残り、骨董品として扱われているのです。

 

水差や香合、蓋置なども茶道具に分類。希少価値の高い場合は、数千万円という値がつくこともあります。

 2-2.陶磁器

陶磁器とは、土を練り固めて焼いたものの総称です。陶磁器という言葉がわかりにくければ、陶器を思い浮かべてもらうのがわかりやすいでしょう。

 

陶磁器は主に4種類に分類されます。

まずは「陶器」と「磁器」です。陶器と磁器は約1,200度で焼かれるという製造工程は同じですが、材料が別物です。陶器は吸水性のある粘土質の素土が主な材料で、磁器は陶石と呼ばれるガラス化する性質を粘土に混ぜて作られます。

 

「土器」は粘土を約700度で焼き・作られる器で、「炻器(せっき)」は鉄などを含んだ土を約1,200~1,300度で焼き上げたものです。

 

このように製造工程や材料の違いで、陶磁器の中でも種類が分かれるのです。

 

 2-3.絵

 

骨董品といえば、絵画を連想する人も多いのではないでしょうか。

それは有名な画家の絵画が高値で取引されるニュースが度々されているからでしょう。

 

大きな分類では日本画と西洋画などがあります。何を材料に描いているかによって細かく分類されます。

 

有名画家本人が描いた本物の作品であれば、ニュースで報道されるように高く取引されます。

しかし、絵画は偽物も多く出回っているのです。絵画の偽物は再現度が高く、素人の目には判断が難しいものがあるので注意しましょう。




 2-4.家具

アンティーク家具の魅力は、人の手作業によって丁寧に作られているのが魅力です。

 

状態にもよりますが、人気な分野なので高値で取引されることも少なくありません。特に状態の良好な人気アンティーク家具であれば、買取査定で高額になる可能性は高いでしょう。


 2-5.おもちゃ

 

骨董品には、おもちゃも含まれます。

ブリキのおもちゃやシール、カードなどが主な種類です。状態がよく、綺麗な状態で保存されているものには高い価値がつきます。

 

おもちゃは本来遊ぶものとして作られているため、箱や本体が綺麗な状態で保存されているおもちゃは数が少ないのです。


3.値段を決める方法

 

骨董品を自分で売りに出す時や買取業者に依頼する時、大きな問題は「値段がいくらか」ということ。

ここでは骨董品の値段を決める方法を紹介します。

 

 3-1.刻印されているか

 

刻印の有無は重要です。刻印とは、作者が作ったという証明のもの。

骨董品の箱や骨董品の裏側に書かれていたり、刻まれています。サイン自体を読み解くことができなくても、有無は簡単に確認することがでしょう。

 

 3-2.いつの時代のものか

 

その骨董品がいつの時代に作られたものかというのも重要です。

作られた時期は、骨董品の箱や付属品に書かれていることも少なくありません。古ければ古いほど、いい状態で現代に残っているものが少なく希少価値が上がります。

 

明治時代以前に作られていれば価値が高いものが多いので、目安として覚えておいてください。

 

 3-3.保存状況はいいか

保存状態は、骨董品の価値に直接的に関係します。

いくら希少価値のあるものでも、状態が悪ければ価値は当然下がってしまうのです。骨董品の保存状態が良好であれば、高い値段がつくことも夢ではありません。

 

 3-4.素材はなにを使っているのか

 

骨董品がなんの素材で作られているかも値段に大きく響きます。

骨董品の世界で価値の高い素材として「翡翠」や「象牙」、「血赤珊瑚」や「金銀」があります。

 

貴重な素材を材料として作られた骨董品は、富裕層の嗜好品として作られた可能性が高く、芸術性も価値として加わるので高い査定額がつくことがあるのです。

 

 3-5.需要があるものか

 

需要も値段を左右する大きな要因です。

いくらものが少なくても需要がなければ値段は上がりませんし、ある程度数が存在するものでも人気があれば入手しにくいことから値段は上がります。

 

そういった需要は、多少流行り廃りはありますが値段設定に大きく関わってくる部分です。

 

4.本物?偽物?見分けるポイントをご紹介

 

骨董品が本物か偽物か見分けるポイントをご紹介します。ものによって見分けるポイントが違うので、注意してください。

【絵画】

絵画の確認するポイントは、使われている絵の具やキャンバス。画家の活動していた年代と使われている絵の具やキャンバスの印象が異なると、年代が違うということです。

【茶道具】

茶道具は触ったり眺めていたりするのがポイントです。陶器は整い過ぎていたり、完全な水平となっていれば偽物の確率が高いでしょう。本物の陶器には歪みがあることが多いのです。整い過ぎは機械が作ったものなのかもしれません。

また、光沢感が均一で綺麗でなものも偽物である可能性が高いといえます。光沢感は年々薄れていくもの。古くからあるものであれば、光沢が薄れていて当然です。あまりに綺麗な茶道具は偽物である可能性が高いといえます。

 

【掛け軸】

掛け軸は、本物と偽物の判別がかなり難しいものとされています。完全な偽物のプリント品であれば、簡単に見分けることができるといわれています。プリント品には絵に凹凸がありません。絵は絵の具で描かれていますので、少なからず凹凸は発生するのです。

 

購入も買取も偽物には注意が必要

 

骨董品の購入も買取も注意が必要です。特に自分の持っている骨董品を売りに出す場合は、しっかりとした鑑定士に判断してもらってから売却しましょう。

本物か偽物かの判断がつかないまま取引してしまうと、その後のトラブルの原因にもなりかねません。また骨董品を購入する時は、信頼できるところで購入することをおすすめします。



まとめ

 

・骨董品には「100年を経過した品」という定義があるが、例外もある

・骨董品は国によって定義が異なる

・骨董品は「茶道具」「陶磁器」「絵」「家具」「おもちゃ」などがある

 

・偽物が多く出回っている分野では注意が必要

 

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